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昨日に引き続き、平成17年7月31日(日)に開催した花園校区「地域の力でごみ問題解決作戦」第2回ワークショップについて報告します。
ワークショップ成果物4「ごみ問題の解決手段の分析」
前回の第1回ワークショップでは、花園校区内のごみ問題の現状を分析しました。ごみ問題は、下の図に示すとおりです。
ごみ問題の分析結果(再掲)(PDFファイル・16KB)
まず「ごみ処理場が満杯」と、「まちが汚い」という、二つの大きな問題に分けられました。
そして、この二つの問題を引き起こしている原因として、「ごみ処理場が満杯」なのは「ごみの量が多い」から。「ごみの量が多い」のは、「1.ごみの分別ができていない」と「2.家庭から出るごみの量が多い」と「3.商品の包装が多い」の3つが原因であると分析されました。
また、「まちが汚い」のは、「4.ポイ捨てが多い」と、「5.不法投棄がある」と、「6.ごみステーションが一杯」の3つが原因になっていると分析されました。
これら6つの問題群を確認したうえで、1.から6.までのそれぞれの問題群を、さらに詳しく原因−結果の関係で分析しました。系図の論理構成は、上が問題で、下がその原因です。詳細な分析の結果は下記を参照ください。
この結果を受けて、今回の第2回ワークショップでは、個々の問題の解決策をさぐる作業を行ないました。
具体的なやり方としては、まず問題を分析した系図(問題系図)に書かれたすべての問題を、それが解決された望ましい状態に書き直します。「ごみの量が多い」を「ごみの量が少ない」に書き直すといった要領です。
なかば機械的に書き直すのですが、その際に、書き直した内容が現実的か、実行可能か、本当に望ましいかを確認しながら書き直します。
もし現実的でなかったり実行が難しかったりした場合は、現実的で実行可能な解決策を新たに考えます。また、問題系図に対応するカードがなくても、問題を解決するために有効と思われる解決策があれば、それもつけ加えます。
このようにして出来上がった系図は、上が目的、下がその目的を実現するための手段という、手段−目的の論理構成になっています。
問題の分析で確認された1.から6.の6つの問題群を手段−目的の系図に書き直したものは、次のとおりです。
目的系図(PDFファイル・56KB)
ワークショップ成果物5「実施案の選択」
以上の分析作業により、ごみの少ないきれいなまち、といった大きな目的を実現するためのさまざまな手段が書き出されました。
これらは、目的を実現するための手段、その手段を実現するための手段、その手段のための手段といった具合に、系図の下にいけばいくほど、小さく具体的な解決策になっています。
さて、ここまでの分析が正しければ、ここであげられた解決策をすべて実行すれば、ごみの少ないきれいなまちが実現されるはずです。
しかし、これらの解決策の中には、行政にしかできないこと、住民がやるに適したこと、さらに、3か月でできることできないことなどがあり、すべてを9月から11月の3か月間に花園校区で実行できるわけではありません。
そこで、次の作業として、これら目的−手段を示した系図のうち、「花園校区で9月から11月の3か月間に住民にできること」を線で囲む作業を行ないました。
さらに、線で囲んだ解決策のまとまりごとに、それが目指すことが一言で分かるような表題をつけてもらいました。作業結果は次のとおりです。
実行案(PDFファイル・67KB)
このようにかなりの数の実行案の候補が系図上で確認されました。これらを一覧表にまとめると次のようになります。
実行案一覧(PDFファイル・94KB)
以上のとおり、実にさまざまな活動案が出されました。
ごみカレンダーをより分かりやすいものにする、自治会員以外の人たちにもごみカレンダーを配布し、ごみ当番もやってもらう、ポイ捨てや不法投棄防止のために隣保や全町で清掃をしたり立ち番をする、等々、具体的で実行可能な案が多数出されました。
これらはごみ問題解決のための「仕組み」にもつながるものです。
これらの案をさらに具体化し、実行し、有効性が実証できれば、市のごみ問題解決のための「仕組み」として定着させていくことも可能です。
一方、紙ごみを整理分別して集団回収(廃品回収)に出す、節約する、昔流の買い物をするなど、個人個人が心がけて自発的に行なわなければならない活動案も相当数あげられました。
これらは、このままでは個々人の「心がけ」まかせで、実行されずに終わってしまう可能性があります。さらに一歩踏み込んで、自発的に実行してもらうための「手段」、あるいはなんらかの「仕組み」を考える必要があると思われます。

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コメント
不法投棄といえばすぐ思い出すのが、千葉県松戸市の「すぐやる課」です。
ず〜っと以前のことですので、まだあるのか検索しました。昭和44年(1969年)10月6日にわが国で初めて創った「課」ですが、今でも松戸市役所の2階に健在、ホームページも持っています。
“すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります”をモットーに、課員(11人)で発足した「すぐやる課」ですが、現場へ行き、すぐ処理できるものはその場で対応しています。もちろん不法投棄対策もです。(次のページ参考)
http://www
検索では、東京都世田谷区でも平成15年6月1日、区役所に「すぐやる課」、総合支所に「すぐやる課分室」を設置し、6月11日より業務をスタートしていました。(次のページ参考)
http://www
閉庁日を除く毎日、職員が区内を巡回して、道路の破損や道路上の不法投棄などの早急に対応すべき問題の早期発見に努め、相談や要望に対しては、直接現場に行き、問題点を確認したうえで関係部署と連携して解決を目指しますという徹底ぶりです。
両自治体に共通しているのは、「すぐやる課」は「何でもやる課」ではないということです。
「ポイ捨て」、「不法投棄」対策は、すべて行政におんぶに抱っこというではありません。
「ゴミはゴミを呼ぶ」―不法投棄が集中している場所が市内各所に見られます。それを「すぐやる課」がすぐ処理し、後は地域住民が監視するというしシステムができれば…。
ごみ問題は、捨てる(出す)側の意識に関わっています。その意識をどう喚起するか。「すぐやる課」を、その意識喚起の起爆剤にして地域住民の眼を減量、不法投棄・ポイ捨て防止に向けさせるということを考えさせられた二つの自治体の「すぐやる課」でした。
そうした考えに基づき、今回のワークショプをモデル事業として展開しております。
最終的に、花園地区でどういった取り組みをするのか決定するのは次回に行いますが、そのなかで行政の役割についても議論されることと思います。