<<活動報告>>京都市バイオディーゼル燃料化事業見学
昨日、(社)全国都市清掃会議近畿地区協議会の研修で、京都市の廃食用油燃料化施設を見学しましたので、報告します。
地球温暖化防止京都会議(COP3)の開催都市である京都市は,地球温暖化防止と循環型社会の構築めざし、全国の先駆けとなる環境政策を積極的に推進しておられます。
同市では、こうした先進的な環境政策の一環として、平成9年度には、使用済みのてんぷら油を原料として、自動車の燃料として再生する「バイオディーゼル燃料化事業」を開始されました。
当初は、民間事業者に委託し、燃料化を行っていたそうですが、平成16年5月に、同市南部クリーンセンター内に、今回見学させていただいた廃食用油燃料化施設を整備されました。



同施設は、政令指定都市では初めてのものであり、自治体設置のものでは最大ということです。
現在では、同施設で精製されたバイオディーゼル燃料(BDF)で、京都市のごみ収集車の全部(約220台)と市バスの一部(約80台)の燃料を賄っておられるとのことです。
同施設は、1日5,000リットル、年間150万リットルの生産能力を誇り、国内初となる3槽構造8工程の製造プロセスにより不純物をほぼ全て除去することができ、欧米の先進的な規格に匹敵する高品質なBDFの精製が可能です。
また、生成時に使用する原材料であるメタノールのうち、反応せず残留したものについては回収し、再度生成に利用したり、生成過程で出る廃グリセリンを隣接するごみ焼却施設の助燃剤として利用するなど、環境に考慮した運営が行われています。
これにより、年間150万リットルの化石燃料消費の削減や年間約4,000トンの温室効果ガスの削減、排気ガスの大幅なクリーン化(軽油と比較すると黒煙が3分の1〜6分の1となり、硫黄酸化物は100分の1に削減できる。)というような効果があるそうです。
しかし、何と言っても特徴的なことは、家庭から出る廃食用油の回収を、地域ボランティアが行っていることです。
京都市では、それぞれの地域を基本単位として結成された「地域ごみ減量推進会議」や各地域におけるボランティアの方々の協力により、各回収拠点にポリタンクを設置し、毎月回収しておられるということです。
こうして集められた廃食用油の量は、同施設処理量の約1割にあたり(残りは市内のレストランや食堂から回収されています。)、市民のみなさんの努力が、地球温暖化の防止に大きく役立っているといえます。
詳しくは、京都市ごみ減量推進会議のホームページをご覧ください。
市民の力が礎となって循環型社会へ大きくジャンプ
(京都市廃食用油燃料化施設が完成)
「やってます。わたしの住む町で、ごみ減らし」
Posted by ごみ対策課 2005.12.20 17:49:39
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